プログラミング教室で人工知能の数学と開発を学ぶべき

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AI戦略2019から見えてきた教育改革

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6月11日日本政府は「AI戦略2019」を発表しました。この戦略はこれから日本が目指すべき社会の姿を示すものです。テクノロジーによる社会の変革は教育は不可欠です。本戦略には、教育改革と研究開発体制の再構築が未来への基盤作りであることを書かれています。2020年の小学校プログラミング必修化もその関連政策の一つです。

「AI戦略2019」から教育改革の内容を少しピックアップします。

<大目標>
デジタル社会の基礎知識(いわゆる「読み・書き・そろばん」的な素養)である「数理・データサイエンス・AI」に関する知識・技能、新たな社会の在り方や製品・サービスをデザインするために必要な基礎力など、持続可能な社会の創り手として必要な力を全ての国民が育み、社会のあらゆる分野で人材が活躍することを目指し、2025 年の実現を念頭に今後の教育に以下の目標を設定:
・ 全ての高等学校卒業生が、「理数・データサイエンス・AI」に関する基礎的なリテラシーを習得。また、新たな社会の在り方や製品・サービスのデザイン等に向けた問題発見・解決学習の体験等を通じた創造性の涵養
・ データサイエンス・AIを理解し、各専門分野で応用できる人材を育成(約 25 万人/年)
・ データサイエンス・AIを駆使してイノベーションを創出し、世界で活躍できるレベルの人材の発掘・育成(約 2,000 人/年、そのうちトップクラス約 100 人/年)
・ 数理・データサイエンス・AIを育むリカレント教育を多くの社会人(約 100 万人/年)に実施(女性の社会参加を促進するリカレント教育を含む)
・ 留学生がデータサイエンス・AIなどを学ぶ機会を促進

AI戦略2019 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tougou-innovation/pdf/aisenryaku2019.pdf

2025年まで、つまりこれからの5年間、大学ではAIに関する基礎知識の習得、AIの各分野での応用、さらに企業と共同でAI人材育成が行われる予定です。もちろん5年間どこまでできるかはまだ未知数ですが、各大学がこれから動き出すことは間違いないです。最近、人工知能に特化した大学院も開設されました。

しかし、大きな問題点もあります。

大学進学後、大学で人工知能の教育があったとしても、そこの大学生が、大学入学前の高校の勉強はどうなっているんでしょうか?4月の日経新聞の記事に、面白い指摘がありました。

この記事で言及した2つの「失策」とは、1つ目は、数学。政府は大学で人工知能やデータサイエンスを学ばせるつもりですが、高校によって数学の行列、ベクトルなどが知らない生徒が出ます。行列、ベクトルは人工知能を理解するために不可欠な知識です。プログラミングになると、配列を使って行列やベクトルなどの計算が必要です。しかし、高校によってそれらの数学を習わない生徒がいます。大学に入って、わかる学生と分からない学生がいるので、政府の方針はそう簡単に行かないと思われます。もう1つ失策は海外より遅れたことです。これは仕方がないので、いまからやるしかないとわたしは思います。

しかし、1つ目の問題は大きいです。高校で習っていないのに、大学に入ったら高校ですでに習ったのでわかったはずと思われ、授業が進みます。これは高校の教育改革と大学の教育改革にズレがあるからです。どうすればいいでしょうか?大学から補習授業が用意してくれるかもしれませんが、基本自分で学ぶしかありません。

プログラミング教室で人工知能の開発に必要な数学とプログラミング技術を学んでください。

プログラミング教室

私はいま大阪で小さなプログラミング教室を運営しています。小中学生にプログラミングでゲームの作り方や、アプリの作り方を教えますが、実は、教室としてもっと大きな目標を持っています。

人工知能を使えるまたは開発できる人材の育成です。

特に中高生に対して、本格的な人工知能プログラミング開発を学んでもらいます。来月10月から基礎開発の勉強を終え、人工知能開発を学び始める高校生がいます。彼は、中学生のときプログラミングをはじめました。Scratchから、HTML、Javascript、PHP、Swiftまで習得できました。10月からPythonによる人工知能の研究開発に専念します。

なぜ、人工知能の開発を学ぶべきかというと、新聞を読めばわかります。日本の多くの企業が人工知能を取り入れているからです。もっと目を外に向けて、中国、アメリカ、大企業はもちろん、中小企業もベンチャー企業も、人工知能の活用がかなり活発的になっています。日本がかなり遅れています。だからこそ、いま学べば、必ず活躍できる場が現れます。

これからは、理系文系関係なく、すべての専攻に人工知能の活用が必要になります。プログラミング教室は、プログラミングだけを教えるではなく、数学や物理など幅広く教えるべきです。本日の日経新聞の記事です。大学は着々とAI人材の教育改革を進んでいます。企業は社員に対するAI再教育の重要性が認識しています。

このような大環境の中、私は、大阪を拠点にしてプログラミング教育、AI教育を推進しています。一人ひとりの生徒の将来が私の教室から変わるかもしれません。毎日そう思いつつ、子どもたちと一緒にプログラミングを勉強しています。

未来学校プログラミング教室 MT研究室 人工知能研究科