プログラミング教育の現状、そして私たちがどうすればいいか

プログラミング 学びと活動

町を出れば、プログラミング教室、ロボット教室が多くあります。いまはプログラミング教育ということばを知らない人はあまりいないでしょう。しかし、その中身はいったいどういうものかはまだ分からない方も多いと思います。あまり注目されていないですが、2012年に中学校の技術家庭科でプログラムによる計測・制御がすでに必修化となりました。そして、2020年から小学校もプログラミング教育が必修化と文部省が決めました。これが今回のプログラミング教育ブームを引き起こしました。

しかし実際に、中学校のプログラミング教育はどうなっているか?「日経Kids+ 親子で始めるプログラミング」によると、中学校の3年間実際にプログラムによる計測・制御を学んだ時間は5~6時間だけです。高校生の8割がプログラミングに触れる機会もなかったです。つまり、現状としては中学校でのプログラミング教育は、体験的に触れただけか、本で読んだだけになります。プログラミングは技術です。継続的に学ばないと身につかないです。今のような授業なら活用応用はほぼ不可能です。

小学校はどうなっているんでしょうか?2020年というスタート時期が明示されているので、いまは多くの小学校が動き始めました。プログラミング授業を取り入れている小学校は確実に増えています。しかし、継続的な学びができる学校はほとんどありません。やはり予算や講師の関係で継続的に学べる学校がかなり少ないです。結果として、単発的なプログラミング体験授業を1回か2回やって終わってしまいました。残念ながら、このような状況がしばらく続くでしょう。

それでは、私たちはどうすればいいでしょうか?

結論からいうと、家でできることから始めればいいです。プログラミングはいつ始めたらいいか、よく聞かされますが、私は5年生または6年生が一番いいと思います。プログラミングの学びは数学的な計算や、ロジックの理解など、計算力と理解力が必要です。計算力は算数、理解力は国語です。小学校5年生になれば、基本計算ができ、ロジック的なプログラミングの説明も理解できようになります。

小学校1年生や2年生はどうすればいいかというと、iPadやパソコンを使って、お描きやゲーム遊びなど、機器の操作に慣れてもらいたいです。小学校3年生になりましたら、マウスの操作やキーボードの入力もぜひ慣れてほしいです。そして、学校では基礎勉強、つまり国語と算数をしっかり勉強してください。プログラミングは長い目で取り組まないといけないです。早ければいいという問題ではありません。小学校低学年のときはしっかり準備できれば、高学年になってプログラミングを始めればスムーズにすすめます。中学生になりましたら、もうすこし目標を決めて勉強したほうがいいです。なぜなら就職するまで長くても10年しかありません。1つの技術を身に付け、就職に有利になるためには、自分の目標に合った学習が必要です。プログラミングと言ってもやりたいことにより勉強する内容がかなり変わります。さらに、次の10年間プログラミング技術は進化しますので、勉強し続けないといけないです。

プログラミング教育はいまブームになっています。実際にプログラミングを始める前に、一度「なぜプログラミングを学ぶか」「プログラミングで何をしたいか」を子どもと一緒に考えることをおすすめします。

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